マニュライフ生命保険は、全営業職員を対象にビジネスチャット「LINE WORKS」の導入を11月から予定している。同ツールを提供するワークスモバイルジャパンが10月11日に発表した。
保険商品を提供するマニュライフ生命保険によると、新型コロナウイルス感染症の拡大により、保険の相談や申し込みへのオンライン対応についてニーズが高まっていたという。これを受け、非対面の相談を希望する顧客や遠隔地に住む顧客が利用できるオンライン面談システムを導入するなど、多様な生活習慣への適応と顧客の利便性向上に向けた取り組みを始めている。
これまでは、営業職員と顧客の連絡に電話やメールが使われていたが、コミュニケーションアプリ「LINE」とつながるLINE WORKSを営業職員に導入することで、顧客はLINEでのコミュニケーションを選択できるようになる。マニュライフ生命保険は、オンラインでのコミュニケーション手段を拡充し、さらなる顧客の利便性向上を目指すとしている。
2021年11月よりサービス開始は予定されている
(出典:ワークスモバイルジャパン)
LINE WORKSは、チャットやスタンプに加えて、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートといった現場で活用できるグループウェア機能をそろえたビジネスチャット。ワークスモバイルジャパンによると、PCやタブレットのほか、スマートフォンだけでもほとんどの機能が使えるため、オフィスワークだけでなく、拠点や店舗といった現場での活用が進んでいるという。
同社は、企業におけるコミュニケーションやビジネスシーンでの情報共有を円滑にし、業務効率向上に貢献する取り組みを進めていくと述べている。