カシオは、デジタル接点での顧客の声を収集し、よりよい製品・サービスの提供に役立てるため、クアルトリクスのカスタマーエクスペリエンス(CX)管理ソリューション「Qualtrics CustomerXM」を採用した。クアルトリクスが発表した。
カシオでは、今回の導入により、オンラインストアでのフィードバック取得、パーソナライズした購入者向けのアンケート実施などを通じ、「ネットプロモータースコア(Net Promoter Score:NPS)に作用する有効なドライバーの理解」「購入チャネル別NPS分析」「フリーコメントのテキスト分析」などを実施することにより、最適なカスタマーエクスペリエンスのスムーズな提供を実現し、ユーザー起点の事業活動を推進していく予定だ。
同社デジタル統轄部では、メーカーとして優れた製品を届けることは続けながらも、「購入前から購入後に至るまでユーザーが喜ぶ体験を提供し続ける存在になること」を目標とした、「ユーザー中心のバリューチェーン構想」をDX戦略として掲げている。
同社のデータ活用基盤は、プラットフォーム、販売チャネル、製品などのカテゴリー別にサイロ化されていたが、Qualtrics CustomerXMによって、データの収集・統合・分析・活用が包括的に実施できるようになる。
またeコマースサイトやアプリなど、複数のタッチポイントのエクスペリエンスを管理し、ジャーニーステージごとのCX指標の可視化と改善アクションの管理を同時に行うことができる。
さらにMarketoやTreasure Data、「Adobe Analytics」など、各種デジタル ツールとの連携が可能で、得られたインサイトに基づき、効果的なアクションを実行することができる。また、フリーテキスト分析機能や相関等の統計分析を含むリアルタイムダッシュボード機能などにより、現状把握と有効なアクションの策定がよりスムーズに実行可能となる。