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「Teams」「Zoom」の性能問題も自動検出--ゼットスケーラーが「Zscaler Digital Experience」を機能拡張

渡邉利和

2021-11-19 11:15

 ゼットスケーラーは11月16日、デジタル環境におけるユーザー体験を監視する「Zscaler Digital Experience」(ZDX)にUnified Communications as a Service(UCaaS)監視機能とデジタルワークフロー基盤を統合したと発表した。これにより、「Microsoft Teams」や「Zoom」などのコミュニケーション/コラボレーション関連のアプリケーションの性能問題を自動で検出して修正し、従業員の生産性を向上する。

 米Zscaler 製品担当バイスプレジデントのDhawal Sharma氏は「デジタル変革が進行し、主要なアプリケーションがSaaS化されたことでインターネットへの依存度が高まり、従来の監視手法では不十分となりつつある」とし、さらに新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが拡大した結果、ユーザーも社内ネットワークの外からアクセスするようになり、IT部門は状況把握やパフォーマンス維持がさらに困難になっていると指摘した。

現状のモニタリング手法の問題点
現状のモニタリング手法の問題点

 また、従来は監視対象や環境に応じてさまざまなツールが独立に使用されていたことも複雑化につながっている。アプリケーション性能管理(APM)やネットワーク監視ツールをはじめ、個別のアプリケーションやサービスのための専用監視ツール、ITインフラ管理ツールなど多数のツールが並立し、サイロ化しているため、状況を迅速に把握できなくなっていたという。

 同社では、新しい働き方を可能にするインフラやサービスの強化・改善に取り組んでおり、“Work from Anywhere(どこからでも働ける)”という考え方を支援している。ZDXの提供もその1つと位置付けられる。

 ZDXでは、同社のネットワーク内やインターネット上でのホップバイホップのネットワークパフォーマンス解析、統合エンドポイントエージェントによるエンドポイント監視を組み合わせて経路全体のメトリクス情報を収集し、統合的に解析することでユーザー体験をスコア化して表示できるという。Sharma氏は自社内の運用事例として、5月に全世界規模でSalesforce.comの障害が発生した際にも、同社からの発表よりも前に状況を把握し、影響範囲を判断できていたという。

ZDXによるモニタリング手法。ユーザーからアプリケーションに至るエンドツーエンドの経路全体から情報を収集している
ZDXによるモニタリング手法。ユーザーからアプリケーションに至るエンドツーエンドの経路全体から情報を収集している

 続いて、ゼットスケーラー エバンジェリスト&アーキテクトの高岡隆佳氏がZDXの機能拡張の詳細を説明した。ZDXは日本で提供が始まったばかりとのことだが、今回のアップデートによってコロナ禍で活用が急拡大したウェブ会議サービスをカバーできるようになった。

 また、ゼロトラストの推進と歩調を合わせて企業が管理するアプリケーションを徐々にオンプレミスからクラウドに移行していく流れがあるが、そうしたアプリケーションの性能の可視化についてもアップデートされたという。関連して、Microsoft、Zoom、ServiceNowとの技術協力が拡大しており、より緊密な連携が可能になった。特に「Microsoft 365」についてはこれまで以上に包括的な監視が可能になったという。

今回の発表概要
今回の発表概要

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