専用アプリでスキャンして決済--NTT東、札幌市内に「スマートストア」開設

大場みのり (編集部)

2022-01-07 17:55

 NTT東日本 北海道事業部は1月7日、決済や仕入れにデジタルを活用した店舗「スマートストア」を2021年12月20日にNTT大通14丁目ビル(札幌市)に開設したと発表した。同社の従業員でなくても、専用アプリを使ってビル来訪時に利用できる。

(左)店舗入口、(右)店舗内
(左)店舗入口、(右)店舗内

 労働力不足が顕在化している近年、小売/卸売業においても、人手の確保は切実な課題である。また、新型コロナウイルス感染症の感染防止に向け、来店客と従業員が非接触で購買できるスタイルが求められている。こうした課題を受けてNTT東日本は、無人でも運営可能なスマートストアを展開している。今回、札幌市内にある同社ビルの売店をスマートストアとしてリニューアルした。

 スマートストアでは、専用のスマートフォンアプリで決済を行うことで、レジの稼働が減り、低コストでの店舗運営が可能となる。アプリ内の購入データや人工知能(AI)を活用した需要予測に基づき、商品を適正に仕入れることもできる。これにより、販売機会のロスや廃棄の削減が見込まれる。

決済の流れ
決済の流れ

 また、ユーザーの属性に合った新商品情報の通知などをアプリを通して行い、来店機会の創出を目指す。地域に根差した商品の販売など、地元店舗と連携した店舗運営も検討している。

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