ドキュサイン・ジャパンは、23の国内製薬企業が同社の電子署名サービス「DocuSign eSignature」を導入したと発表した。23社中7社の社名を公表した。
DocuSign eSignatureの導入を公表したのは、エーザイ、小林製薬、シンバイオ製薬、第一三共、田辺三菱製薬、中外製薬、帝國製薬。ドキュサイン・ジャパンは、製薬業界で研究開発における生産性向上やコストおよびリソース最適化が求められているとし、研究開発、製造、流通のビジネスプロセスで膨大な量になる契約書や申請書、保管対象文書の効率化が課題だと説明。特に規制対象文書はコンプライアンスの担保が不可欠とする。
同社は、こうした中でDocuSign eSignatureが180の国・地域で約10億人のユーザーを抱え、セキュリティや幅広い法規制への対応からライフサイエンス分野で高い実績を持つとアピールする。Fortune 500の製薬企業トップ15社中14社が導入しているという。
同社は、国内製薬各社がDocuSign eSignatureを用いて契約書や申請書の署名をデジタル化し、基本サービス契約や秘密保持契約、業務委託といった非規制対象文書、厚生労働省の「ER/ES指針」、米国の「21 CFR Part 11」などの業界規制対象文書での利用および利用拡張を視野に入れた取り組みをしていると説明している。