新潟県信用農業協同組合連合会(JAバンク新潟県信連)は、統合型コラボレーションツール「POWER EGG(パワーエッグ)」を導入し、稼働を開始した。導入に携わった日本ユニシスと三谷産業が3月15日に発表した。
POWER EGGは、三谷産業の子会社ディサークルが開発。「気付き」と「つながり」をコンセプトに、グループウェア、汎用申請ワークフロー、ウェブデータベース、顧客関係管理(CRM)などの機能を搭載している。2022年2月末時点で、1463の事業者に提供し、約51万4000ライセンスを販売している。
JAバンク新潟県信連はコロナ禍以前から、新潟県農協電算センター、日本ユニシスと共同で、セキュリティの強化に向けて職員のPCをシンクライアント化したり、テレワークのためのリモート接続の仕組みを構築したりとデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んできた。それらの対応に続き、申請業務と文書管理をデジタル化するため、POWER EGGを採用した。同ツールの採用理由は、申請業務と文書管理の連動が可能で、金融機関での実績が多いためだという。
POWER EGGの導入により、印刷や回覧資料の保管が不要になるほか、各種書類の回覧や決裁が電子化され、申請状況の可視化とスピードアップが見込まれる。JAバンク新潟県信連は今後、テレワーク環境下でのさらなる業務効率化を目指す。