Microsoftはドローンや自動車などのシミュレーションプラットフォームである「AirSim」の後継として新たに「Project AirSim」を発表した。
提供:Airtonomy
Project AirSimは旧来のAirSimと同様、人工知能(AI)モデルを活用し、3Dシミュレーションによってドローンやその他の自律型航空機の開発や訓練、テストを行う。同社によると、旧来のAirSimと新たなProject AirSimの違いは、旧来のAirSimでは「コーディングと機械学習(ML)の深い専門性」が求められていた点にあるという。
Project AirSimは、シミュレートされた3D環境のライブラリーを提供するとともに、Azureを用いて「離陸時から巡航状態、着陸時の各段階において適切な行動をとれるよう、AIモデルを訓練するための大量のデータ」を生成するという。
Microsoftによると、Project AirSimにはホビイスト向けのドローンから、旅客機に至るまでの数多くの潜在的ユースケースがあるという。また、自律型航空機は設備の点検や荷物の運搬といった目的で利用できるとしている。
Project AirSimは現在、限定的なプレビューとして提供されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。