UBE三菱セメントは、グループ間接費の管理基盤としてSAP Concurを採用した。コンカーが発表した。同社は今回の導入を契機として、2023年10月開始のインボイス制度への対応や、電子帳簿保存法の税制改正における「出力措置による代替措置の廃止」への対応を見据え、さらなるデジタル化を進める。
導入した製品は、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」、領収書OCRアプリ「ExpenseIt」、高度な出張管理を可能にする「Concur Request」の3製品になる。
UBE三菱セメントは、4月に三菱マテリアルと宇部興産からセメント事業およびその関連事業などを承継して業務を開始した。それに伴い今回の3製品を導入し、従業員約2000人を対象に利用を開始している。
今回の導入によってペーパレスが実現し、単純作業のための出社を削減する。職種、役職に関わらず全社員が働きやすい環境作りを推進できるようになった。さらに、スムーズな業務の標準化が実現され、今後は関連会社への展開も視野に入れてつつ、さらなる標準化、グループガバナンスの強化を進めるという。