アルフレッサグループは、営業からバックオフィスまでグループでの生産性向上と業務プロセスの統一を目的に、経費精算/管理クラウド「Concur Expense」をはじめとするSAP Concurソリューションを導入した。コンカーが発表した。グループ9社の従業員約1万1000人を対象に、2022年10月から順次導入する予定。
今回の導入で、法人カードなどの外部サービスとの豊富なデータ連携により、経費利用データがConcur Expenseに連携される。
紙の領収書を受領した場合でも、モバイルアプリに搭載されている光学文字認識(OCR)機能「ExpenseIt」を活用し、経費利用データを取り込むことが可能となる。これにより、会計システムに入力後、紙に出力し押印、紙による回付という従来の煩雑なプロセスが解消され、経費精算のための出社を抑制、リモートワークの定着を後押しする。
さらに入力・申請・チェック・承認にかかる時間を削減することで、経理部門だけでなくグループ全体の生産性向上とコア業務への注力が見込まれるほか、ペーパーレスやリモートワークという観点から、CO2排出削減やESG(環境・社会・ガバナンス)に貢献できる。
同グループは、SAP Concurソリューションについて、電子帳簿保存法に準拠した電子取引データ保存や外部サービス連携などの市場けん引力や、大手企業における導入実績とノウハウ、グループでの一括導入が可能なプラットフォームであることなどを評価した。システム導入段階から稼働後までをカバーする手厚いサポート体制があるほか、積極的な機能拡張の実績から、長期にわたる改革効果の最大化が見込めることも採用のポイントだとしている。