主役はビジネスユーザー--SAPがローコードの「SAP Build」発表

末岡洋子

2022-11-16 06:30

 SAPは米国時間11月15日から2日間、ネバダ州ラスベガスで開発者向けイベント「SAP TechEd 2022」を開催している。今回の目玉は、最新のローコードソリューション「SAP Build」で、ビジネスユーザーが簡単にアプリケーションを構築できるとしている。

 TechEd開催前日の14日にSAPは、ラスベガスとサンフランシスコを結び、報道機関向けイベントを実施し、SAP Buildを中心にローコード分野での戦略を説明した。

SAP エグゼクティブボードメンバーでカスタマーサクセス責任者を務めるScott Russell氏
SAP エグゼクティブボードメンバーでカスタマーサクセス責任者を務めるScott Russell氏

 エグゼクティブボードメンバーでカスタマーサクセス責任者を務めるScott Russell氏は、直近の決算(2022年第3四半期)でクラウドの売り上げが38%増加したことなどに触れ、「SAPには180カ国25業種で顧客がいる。顧客が効率良くビジネスを運用するのをナビゲートする。景気が良い時も不確実な時代もだ」と述べた。「われわれは今、不確実な時代にある。ここでは効率化、自動化、拡張、回復力が求められており、SAPは重要な存在になる」とRussell氏は続けた。

 SAPは、ファイナンシャル、サプライチェーン、人材資源などのアプリケーションで知られるが、「知られていないヒーロー」とRussell氏が紹介するのが、「SAP Business Technology Platform」(BTP)だ。SAP BTPはデータ活用、ワークフロー、プロセスオートメーションなどの機能を持ち、SAP/非SAPのアプリケーションのプラットフォームとなる。既に1万5500社がBTPを利用し、パートナーがBTP上に構築したアプリケーションは1300を数えるという。

 SAP TechEdで発表される「SAP Build」は、SAP BTPの役割を「ビジネスユーザーとIT開発者の橋渡し」に拡大するものと位置付けられている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. ビジネスアプリケーション

    きちんと理解できていますか?いまさら聞けないインボイス制度の教科書

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  5. セキュリティ

    緊急事態発生時にセキュリティを維持するための8つの戦略と危機管理計画チェックリスト

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]