ServiceNow Japanは1月10日、同月5日付で従来所属していたServiceNowのアジア地域から分離し、米本社直轄の独立採算制による戦略的事業体に昇格したと発表。また、米本社直轄の戦略地域に昇格したことに伴い、経営体制も同日付で強化したことも明らかにした。
具体的には、2023年1月5日付でServiceNow Japanの執行役員社長(SVP & President of Japan)に鈴木正敏氏が就任。現職のJames McCready氏は、引き続き国内事業での役割とともに、鈴木氏を支援する役割を担うとしている。
ServiceNow Japanの執行役員社長(SVP & President of Japan)に就任した鈴木正敏氏
鈴木氏は、日本オラクルやSAPジャパンで要職を歴任。その後、シマンテックの執行役員社長を経て、2019年12月からUiPath日本法人の取締役兼最高収益責任者を務めていた。ServiceNowでは今後、最高商務責任者(Chief Commercial Officer)のPaul Smith氏の直属となる。
Smith氏は、今回の動きについて「巨大かつ多様性に富んだアジア太平洋地域は、当社にとって依然伸びしろのある魅力的な市場。同地域のさらなるビジネス拡大を目指し、当社はこの度、アジア地域と日本の組織を強化した。米本社直轄の独立した戦略地域に昇格した新生ServiceNow Japanの執行役員社長に就任した鈴木正敏氏を心より歓迎する」といい、「ServiceNow Japanの権限をより強めることによって、鈴木氏を中心とする経営層のみならず従業員一人一人がより高い意欲と責任をもって業務に取り組み、日本のお客さまやパートナーさまの成功を支援し、日本市場のさらなる業績拡大することを大いに期待している」とコメントする。
ServiceNowでは以前から日本を最重要市場と位置付けており、ServiceNow Japanがより大きな経営の責任を持ったことで、デジタルトランスフォーメーション(DX)の転換点にある日本企業や官公庁・自治体の俊敏性のある経営実現に従来以上に迅速かつ包括的に全社一丸となって取り組んでいくとしている。