海外コメンタリー

長年のフリーランス経験で学んだ在宅勤務の3つのコツ

Mark Samuels (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2023-01-16 06:30

 筆者は、多くのフリーランスと同じように、いつでもどこでも働けるようなキャリアを形成するための努力を長年続けてきた。筆者の仕事時間は今でもおおむね9時から5時までだが、いつ、どのように働くかは自由に選べるようになっている。

キーボードを打つ手
提供:Getty/Manuel Breva Colmeiro

 その過程では困難なこともあった。そのような状況を作るには、常連顧客の基盤を作らなくてはならず、仕事を多く引き受けすぎたり、少なすぎたりするリスクを管理しなくてはならず、決まった給料が保証されていないことを受け入れる必要がある。

 しかし筆者個人は、このバランスにはリスクに見合うだけのメリットがあると感じてきた。時にはプレッシャーを感じることもあるが、その代わり、自分のやり方で仕事ができている。これは全校集会や体育祭に毎回出席させられていた学校時代を考えれば幸せだ。

 リモートワークやハイブリッドワーク、在宅勤務などが当たり前になったことで、その状況は変わった。筆者は他の人よりも先にそのメリットを享受してきたが、今では誰もがそれを経験している。そして正社員として働いている何人かの友人を見て、フリーランスになって初めて、自分が今でも有利な条件で働けているかどうかを考えるようになった。

 最近では、あらゆる分野のあらゆるプロフェッショナルが、業務時間の多くを自宅で過ごすようになっている。彼らは柔軟に働くことができ、仕事を一時中断して散歩をしたり、買い物に行ったり、子供の送り迎えをしたりすることもできる。

 このような変化が起こった理由はよく知られている。この2、3年で起こった出来事が、人々の仕事に対する意識を変えたためだ。ロックダウンが実施され、知識労働者がオフィスに通勤できなくなると、彼らは突然通勤に時間を使う必要がなくなり、仕事や仕事以外の生産的な活動に費やせる時間が増えた。

 これらのプロフェッショナルは、オフィスへの通勤は多くの場合時間の無駄だという、フリーランスなら誰もが言うだろうことをすぐに理解した。

 経営者や政府高官が何と言おうと、知識労働者のほとんどはオフィスよりも自宅の方が生産性が高いと言うはずだ。

 また、多くの正社員は、自宅にいれば仕事以外の時間を有効に使えることに気づいた。

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