ワークスモバイルジャパンは、新たに「LINE WORKS」のバージョン3.6をリリースした。
今回のメジャーアップデートでは、利用が拡大しているビデオ通話機能にフィルター機能を追加した。また、アンケートと掲示板の機能拡張、既定の管理者権限の見直しなども行った。
ビデオ会議でのカメラ映りを修正可能に
ビデオ通話機能でのフィルター機能により、ビデオ通話中の自分の映像を加工できるフィルター設定が可能になった。映像の色味を調整して表情を明るく見せたり、肌の質感をなめらかに見せたりすることができる。この機能はPC版のみに適用可能。フィルターは計18種類用意されている。
また、複数人のトークルームに対し、固定のミーティングリンク情報を提供できるようになった。トークルームで開始した音声/ビデオ通話に他のメンバーを招待したい場合、固定のミーティングリンクを共有するだけですぐに参加してもらうことができる。さらに、PC版アプリでは雑音や物音などが気になるケースに備え、キーボードの「Space」キーだけでミュートを一時的に解除することができるようにした。
アンケートと掲示板の機能拡張では、アンケートの基本設定に「繰り返し」の項目を追加した。これにより都度作成し直すことなく、指定したタイミングで同じ内容のアンケートを対象者に自動送信できる。また、作成者にのみ投稿の編集権限が付与されていた掲示板に、「編集許可」機能を追加することで共同編集が可能になった。
管理者権限の見直しでは、専任のIT管理者がいなくても共同管理で負担を軽減できるようになった。管理者権限を3つに集約し、メンバーの追加やサービスの利用設定など、運用にあたり使用頻度が高い設定の権限のみを付与した「運用担当者」権限を新たに追加した。今回のアップデートでは、新規メンバーの招待時に「運用担当者として招待」を選択すると、あらかじめ運用担当者の権限を付与することができるようになったため、メンバー招待と管理者の設定を一度でできる。