熊本高等専門学校(熊本高専)は、熊本県および熊本県教育委員会と包括連携協定と覚書を締結した。協定では相互の知的資源や人的資源などを活用し、地域社会の発展と教育研究の振興、覚書では支援技術(AT:Assistive Technology)の開発・活用、特別支援学校におけるIT機器などの活用、小・中・高等学校におけるプログラミング教育の推進などを目的としている。
(左から)蒲島熊本県知事、熊本高専 髙松洋校長、白石熊本県教育長
熊本高専は、熊本無線電信講習所を前身とする熊本電波工業高等専門学校と八代工業高等専門学校が再編され、2009年10月に設立された。2つのキャンパスに6学科・2専攻を有し、IT技術を共通基盤として電子情報系と融合・複合工学系分野を特徴としている。
熊本高専と熊本県は、これまでに熊本県警察本部とサイバーセキュリティに関する連携協定を2016年に締結した。地域・産業振興分野では半導体産業人材の育成やスマート農業など、教育振興では支援技術の開発・活用、マイスター・ハイスクールなど、多くの事業で連携している。