契約管理「LegalForceキャビネ」、期限通知時期のカスタマイズ機能をアップデート

河部恭紀 (編集部)

2023-03-17 10:06

 LegalOn Technologiesは3月17日、AI契約管理システム「LegalForceキャビネ」において、契約書の期限通知時期のカスタマイズ機能をアップデートした。契約書の更新拒絶期限日や契約終了日の通知タイミングが企業ごとに設定できるようになった。

 契約が自動更新の場合、次回更新をせずに契約を終了させるには期日までに相手方に通知しなければならないと定められることが多い。この契約で定められた期日のことを更新拒絶期限日という。更新拒絶期限日を把握していなければ、不要な契約が更新され続け、本来必要のないサービスに関する余計な支払いが発生するなどの可能性がある。

 自動更新でない場合、契約終了後も効力が存続する旨が定められていない限り、契約終了日を経過すると契約上で定められた権利・義務関係は失効する。契約終了日を把握していなければ、大事な取引に関する契約が失効し、取引を継続できなくなってしまう可能性がある。

 LegalForceキャビネには、AIが契約の終了・更新に関する期⽇を⾃動で計算し、メールでリマインドする「期限通知」機能を搭載している。今回、企業ごとに期限通知時期をカスタマイズできるよう機能がアップデートされ、LegalForceキャビネに契約書をアップロードするだけで、更新拒絶期限日および契約終了日が近い契約書の情報をあらかじめ設定した任意のタイミングで受け取ることが可能になった。

 LegalForceキャビネでは、期限管理のための機能として、契約書に記載された契約開始日・終了日、契約期間、自動更新の有無、更新拒絶期限などの情報から契約管理台帳を自動生成、「Excel」でダウンロードできる機能も搭載。期限管理による契約リスクの制御を支援する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  2. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  3. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]