シスコシステムズ(シスコ)は、日本国内において、自社製ハードウェア製品の循環利用を促進する「Cisco Green Pay」プログラムを適用開始した。
同プログラムは、シスコの循環型経済(サーキュラーエコノミー)に賛同、同意したユーザーに、シスコ製ハードウェア製品の導入にあたって、使用期間に応じてインセンティブを付与する特別ファイナンスプログラム。利用契約終了後にはシスコが無償で当該製品を回収し、シスコの循環型経済プログラムに基づいて処理されることを示す証明書を発行する。
対象となる製品は、ネットワークインフラストラクチャー、データセンター、ハイブリッドワーク、スマートビル、サービスプロバイダーインフラストラクチャー関連の製品。シスコのソフトウェアやその他サービスと組み合わせて利用することも可能で、3年(36カ月)から5年(60カ月)の支払い期間を設定し、ハードウェア部分には最大5%のインセンティブを付与する。
利用契約終了時にはハードウェア製品の返却、または1年延長を選択でき、製品の返却に要するすべての集荷、運搬費用はシスコが負担する。
同社は、所有型ではなく循環型のITを推進する購買モデルを導入し、返却や再利用される製品数を増やすことで、現在も、回収製品の99.9%以上のリユース、リサイクルを達成し、廃棄率(リデュース)は0.1%未満に抑えているという。