「ChatGPT」がプラグインに対応、ネットの最新情報を利用可能に

Sabrina Ortiz (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2023-03-27 09:56

 「ChatGPT」はその公開以来、人工知能(AI)チャットボット分野をけん引してきているが、インターネットの最新情報を活用できない点が最大の弱点となっている。現在のところ、このチャットボットは2021年以前の情報にしかアクセスできない一方、ChatGPTと競合しているMicrosoftやGoogleのチャットボットは、インターネット上の情報を活用できるようになっている。しかし、こうした状況が変わろうとしている。

ChatGPTプラグインのウェブサイト
提供:OpenAI

 OpenAIは米国時間3月23日、ChatGPTの弱点克服に向け、サードパーティーのアプリケーションとの連携を可能にするプラグインに対応したと発表した。これにより、ChatGPTで最新の情報にアクセスすることも可能になる。

 OpenAIによると、ChatGPTはプラグインを介することで、スポーツの試合状況や、株価、最新のニュースといった、通常の検索エンジンで得られるような情報にアクセスできるようになる。

 また、個人的なメモや会社の文書といった知識ベースの情報の取得のほか、食品の注文やフライトの予約などに利用できるという。

 ChatGPT向けのプラグインを最初に開発した企業として、ExpediaやInstacart、KAYAK、Klarna(Klarna Shopping)、FiscalNoteなどが挙げられている。ユーザーはこうしたプラグインを選択することで、各社が提供している独自の支援をChatGPTとの対話を通じて得られるようになる。

 例えば、ChatGPTでExpediaのプラグインを有効にすると、ホテルやフライトなどの最新情報にアクセスしながら旅行を計画できるようになる。

 OpenAIによると、同社はインターネットのような外部ツールと言語モデルを接続する際に考えられるハルシネーション(幻覚)やリスクの回避/低減に向けた最も安全なオプションとして、プラグインを介したChatGPTとインターネットの接続という方式を選択したという。

 これらのプラグインは現時点で、利用者を限定したアルファ版としてテストされているが、「ChatGPT Plus」のユーザーと少数の開発者を優先して徐々にロールアウトしていく計画だという。こうしたプラグインのテストに興味があれば、OpenAIのウェイトリスト(待ち行列)に登録してほしい。

 またOpenAIは、ウェブ閲覧や検索、コードのインタープリターといった独自のプラグインを開発しているとも発表した。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]