日立製作所とEquinixは4月25日、協業強化に向けた基本合意書を締結した。Equinixが「Lumadaアライアンスプログラム」に参加し、両社でデジタルソリューションの開発、展開、活用のサイクルを通じて、社会課題に取り組むとしている。
両社はこれまで、Equinixのデータセンターサービスと日立のストレージを中心とした共同ソリューションを提供・拡充してきたが、昨今のサステナブルトランスフォーメーション(SX)とデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速と両立が求められる市場環境を鑑み、両社の協業を継続的に強化させる。
日立は「Platform Equinix」 を活用して、環境配慮型ストレージソリューションをベースに、ハイブリッドクラウドソリューション「EverFlex from Hitachi」のグローバル展開を進める。EverFlex from Hitachiは、「導入しやすい価格体系」「フレキシブルな利用」「手間のかからない運用」を実現するサービス提供コンセプトで、クラウドの手軽さを兼ね備えたas a Service型のソリューション/サービスになる。
また、検証センターである「Enterprise Hybrid Cloud Solution Center」を開設し、ハイブリッドクラウドやマルチクラウド環境において、Platform Equinix上でストレージソリューションの検証を行う。
(左から)エクイニクス・ジャパン 代表取締役社長 小川久仁子氏、Equinix プレジデント兼 CEO Charles Meyers氏、 日立製作所 執行役社長兼 CEO 小島啓二氏、執行役副社長 デジタルシステム&サービス統括本部長 德永俊昭氏、執行役専務 クラウドサービスプラットフォームビジネスユニット CEO 阿部淳氏(写真提供:日立製作所)