調査会社のITRが3月23日にまとめた「ITR Market View:ERP市場2023」によると、統合基幹業務システム(ERP)市場は、着実な伸びを示している。国内の市場規模は2021年度の売り上げベースで1467億円となり、前年度比16.3%増だった。
提供形態であるパッケージとSaaSで比較すると、2021年度はパッケージ市場が対前年度比6.0%増だったのに対して、SaaS市場は32.7%増と大きく伸びていることが分かる。業務分野別では、企業がリモートワークに対応する必要があることから、会計、人事・給与、販売、生産管理という4つの分野の中でも、人事・給与の売上金額の伸びが最も高かったとしている。
オンプレミスからクラウドへのシフトを市場としてこなしているERPについて、最新の視点を示している記事を紹介する。