NTTデータが発表した2023年3月期の決算発表で、2024年3月期における連結売上高が4兆1000億円になる見込みだと公表した。これにより、同期の富士通の売上高予想である3兆8600億円を抜いて、NTTデータが国内最大のIT企業になる。
NTTデータは2000年代に入り海外事業の買収を進めており、海外売上を大幅に増加させていた。さらに、NTTグループの海外事業をまとめているNTT Ltd.を2022年10月に吸収したことにより、さらに大幅な売上増を実現した。
システムインテグレーションを本業していることから、ハードウェア事業を抱える競合企業よりも合併・買収を実施しやすかったことなどが要因となっている。一方で、利益率などの面で課題もあり、今後のかじ取りが注目されている。
NTTデータの最近の動きについて伝える記事を集めた。