Dropboxの日本法人であるDropbox Japanは7月26日、「Dropbox DocSend」が日本語を含む14言語に対応したと発表した。
Dropbox DocSendは、契約書、提案書、価格表といったビジネスドキュメントの容易なアップロードや一括送信を可能にする。共有するドキュメントの機密性によって、パスワード保護、アクセス制限、透かしなどの設定もできる。共有後はフォローアップのためにドキュメントの分析機能を使うことにより、開封率だけではなく、どのユーザーがどのページに最も多く時間を割いているのか、読み飛ばしているのかなどが把握可能。契約書など社内外で複数人が確認するドキュメントでは、コメントや変更内容をリアルタイムで共有でき、電子署名機能を使うことにより承認状況を確認できる。
今回のアップデートで対応可能になった14言語は、日本語、英語(米国)、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、イタリア語、オランダ語、スウェーデン語、ポルトガル語、デンマーク語、ポーランド語、中国語(簡体字・繁体字)。
Dropbox DocSendは、世界中のスタートアップが190億米ドル(約2兆6862億円)以上の資金調達に活用し、資金調達の成功に不可欠なツールとなっているとDropboxは述べる。高度な分析機能により、スタートアップは投資家とのエンゲージメントに関する貴重な洞察を得ることができ、適切な投資家の優先順位付け、積極的なフォローアップ、最大の効果を得るための提案書類の最適化が可能になるという。
Dropbox DocSendが提供する仮想データルーム(Virtual Data Room:VDR)を活用することで、複数のドキュメントを1つの場所にアップロードした後、1つの安全なリンクで資料を共有できる。VDRにおいても、個々のドキュメントへのアクセスを管理し、特定のファイルを閲覧する場合に秘密保持契約(NDA)を要求できる。最新のデータによると、VDRの利用は前月比28%増加しており、1つのフォルダーにて複数の資料を安全に共有することのニーズが高まっていることが明らかになっているという。