調査

国内DC建設投資、2023年は16.4%増の3222億円に--ハイパースケールDCの増設需要が継続

ZDNET Japan Staff

2023-08-22 10:34

 IDC Japanは8月22日、国内データセンター(DC)事業者の投資予測を発表した。これによると、国内DCの新設/増設に対する投資は、2023年に前年比16.4%増の3222億円となる見込みという。

 また、2024年は2023年から約1.55倍の拡大となり、5000億円を超えると予測。2024~2027年にかけても毎年5000億円を超える投資規模が継続すると見ている。IDCによると、これはクラウドサービス向けハイパースケールDCの増設需要が、東京・大阪の郊外で拡大する傾向が継続しているためという。

 東京郊外では、以前からDC建設が進められている千葉県以外に、東京西部における建設が増えている。大阪郊外では、京都府でもハイパースケールDCの建設が進められている。こうした建設需要を見込んで不動産投資マネーが流入しており、DCファシリティー(建物、設備)市場に新規参入する企業も増えているとのこと。

 さらに、建設業界全般にわたる人手不足や、世界的なインフレや原材料の価格によって、DC建設コストが上昇していることも、建設投資額を増大させる要因となっている。IDC Japan Software & Services リサーチマネージャーの伊藤未明氏は「クラウドサービス市場の高成長率を考慮すると、建設コスト上昇によってDC投資意欲が縮小するとは考えられない。建設部材や設備機器の納期遅れの影響により、建設プロジェクトが遅れることはあるにしても、建設投資そのものを取りやめるといった事態にはならないだろう」と分析する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]