全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)は10月11日、10日から発生している「全国銀行データ通信システム」(全銀システム)の不具合について最新状況を明らかにした。これによると、10~11日の夜間にシステムの復旧に向けた対応を実施したが、11日午前7時時点で他行宛の振込取引ができない事象の解消はめどが立っていないという。
11日午前8時30分の通信開始以降も、10日と同様に他行宛の振込取引が通常よりも遅延する事象が発生することが考えられるとしている。影響を受けている金融機関は、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、山口銀行、北九州銀行、三菱UFJ信託銀行、日本カストディ銀行、JP モルガン・チェース銀行、もみじ銀行、商工組合中央金庫の11行。
なお、今回の不具合の影響のない銀行間での振込取引は通常通りに利用できるとしている。原因は引き続き調査中とのこと。