最近では誰もが常にネットワークに繋がっており、私たちはいつでも誰とでも連絡が取れるような気になっている。その上、ハイブリッドで柔軟な働き方への移行が進んできたことで、仕事とプライベートな生活の境目が一層分かりにくくなった。
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この記事では、5人のビジネスリーダーに、仕事とそれ以外のプライベートな生活を切り離すためのベストプラクティスを聞いた。
1.適切なバランスを見つける
英国の個人向け保険会社Hastings Directの最高情報責任者(CIO)Sasha Jory氏は、成功の鍵はリズムを見つけることにあると話す。「キャリアを通じて幼い子供を育てながら働いてきたワーキングマザーである私は、一日のリズムを見つけた」と同氏は言う。「私は朝7時にオフィスに出て、4時には帰る。9時間か10時間はしっかり働いて、それから家に帰るようにしている」
Snowflakeが開催した「Data Cloud World Tour」のロンドン回で米ZDNETの取材に応じてくれたJory氏は、帰宅中の電車の中が重要な切り替えの場だったと述べている。
「仕事が残っていても、そこで電子メールで片付けられたため、電車を降りたあとはすべての時間を子どものために使えた」と同氏は言う。Jory氏は、出世するに従ってリズムを守るのは少し難しくなり、特に幹部になると難しさは増すと認めた。「しかし私は、いつもその瞬間瞬間に全力で向き合うように心がけている」と同氏は言う。
同氏は、「子どもと一緒に昼ご飯を食べるときには、子どもだけに集中するようにすべきだ。何か危機的な状況やインシデントが起きた場合は、子どもたちに何が起きているかを説明すれば、きっと理解してくれる」とも付け加えた。
同氏はそのほかに、友人や健康のためにも時間を費やしており、これにはスポーツに熱心に取り組むことも含まれている。
簡単に言えば、成功の鍵は適切なバランスを見つけることだ。Jory氏は「私はいつも、自分のチームに対して、『この問題はどうせ明日になっても逃げていったりはしない』と言っている」と述べた。
2.柔軟な対応を心がける
人材紹介会社であるHarvey Nashでテクノロジー担当役員やデジタル担当役員を紹介する部門の責任者を務めるLily Haake氏は、ポストコロナ時代になってから、仕事とプライベートを切り分けることの難しさがさらに浮き彫りになったと語った。