freeeは同社で提供する自動化サービス「freee人事労務」において通勤手当の計算機能を強化し、出社回数に応じた通勤手当支給への対応を開始した。
なお出社回数が多く定期代の金額を超える場合は定期代の金額を上限とする設定も可能だ。出社回数は「勤怠タグ」の機能で集計し、ワークフローでの申請も可能となった。今後はモバイルでの申請にも対応する予定だ。
freee人事労務では、従業員の勤怠打刻に、管理者が設定した「勤怠タグ」という任意項目のひもづけと回数入力ができる。従来、「従業員情報×勤怠実績(日数、時間)」でしか給与計算ができなかったが、「勤怠タグ」により、記録回数に応じた集計が可能になっている。
「勤怠タグ」による設定画面
freee人事労務は勤怠管理、給与計算から年末調整・労務手続きまでを一気通貫で自動化できるサービス。連続する業務を連携させ、転記や手作業をなくすことで、ミスや手間を大幅に削減できる。
在宅勤務と出社の両方を取り入れたハイブリッド勤務が増加するなか、定期代を毎月定額で支給するのではなく、出社した回数に応じて毎月変動する通勤手当を支給する企業が増えている。今回の機能強化は、そうした環境の変化に対応したもの。