IBM、AIの基礎を学べる無料コースを提供

David Gewirtz (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2023-12-18 12:48

 IBMが人工知能(AI)に取り組んできた歴史は長く、着実に歩を進めてきている。同社の生成型AIソリューションは「watsonx」と呼ばれており、これによって企業は従来型の機械学習(ML)と生成型AIの双方を自社のニーズに合わせたかたちで展開/管理できるようになる。

IBMのeラーニングの画面
提供:Screenshot by David Gewirtz/ZDNET

 筆者はこういった点から、IBMがAIの基礎コースを提供するのに最適な企業だと考えている。

 IBMの「AI Fundamentals」(AIの基礎)プログラムは同社の学習ポータルである「SkillsBuild」上で提供されている。同プログラムを修了して認証を得るには6つのコースを完了する必要があり、これには約10時間を要する。

 同プログラムを開始するにはまず、SkillsBuild学習ポータルで無料アカウントを作成する必要がある。本記事で紹介している、同社提供の無料AIコースは全て、アクセス時にそのアカウントでのログインが必要となっている。

 「Artificial Intelligence Fundamentals」(AIの基礎)学習プランは6つのコースで構成されており、最初にAIの歴史を振り返った後、AIが世界をどのように変えていけるのかを探訪していく。その過程で、AIが予測を行う手段や、言語/画像を理解する方法、人間の脳から着想を得た回路を用いた学習手法を掘り下げていく。そして、MLモデルの構築とテストを通じたシミュレーションを実際に体験した後、最後にAI分野でのキャリアを見いだす方法についてのアドバイスが提供される。

  • Introduction to Artificial Intelligence」(AIの紹介)(1時間15分):AIは登場して100年もたっていないが、既に大きなブレークスルーを3度遂げている。そして今日では複雑なデータを分析し、その意味を見いだすだけでなく、人間の介入なしに学習するという、人類にとって最もパワフルなツールとなっている。このコースでは、AIの歴史をひも解くとともに、構造化されていないデータに光を当てる方法について探っていく。
  • Natural Language Processing and Computer Vision」(自然言語処理[NLP]とコンピュータービジョン)(1時間30分):AIシステムが人間の言語を理解し、視覚的に画像を識別するだけでなく、オリジナルなアート作品を制作できるというのは既にご存知かもしれない。しかし、これらシステムがどのようにしてこうしたことを実現しているかは知っているだろうか。このコースでは、NLPや画像処理の理論を探求し、チャットボットや写真解析といった実世界での応用事例をどのように支えているかについて学習する。
  • Machine Learning and Deep Learning」(MLとディープラーニング[DL])(2時間):このコースでは、機械がどのように学習し、エビデンスに基づいた素晴らしい予測を行っているかについて学習する。コンピューターの学習能力の背後にある論理を探求し、人間の脳のニューロンから着想を得たAIシステムが難問を解決する新たな方法を探る。

 このほか、「IBM Watson Studio」を使ってさまざまなシミュレーションのもとでAIの機械学習モデルを実際に構築する「Run AI Models with IBM Watson Studio」(1時間45分)や、信頼に値するAIシステムを構築するうえでAIの倫理がどれほど重要かを学ぶ「AI Ethics」(1時間45分)、実際のAI求人市場の成長ぶりや必要とされるスキルを知る「Your Future in AI: The Job Landscape」(1時間)が用意されている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]