「Windows 10」のサポート終了期限が近づくにつれ、Microsoftは法人顧客向けにおなじみのゲームプランを展開している。同社は2024年12月、2025年10月14日以降もWindows 10のセキュリティ更新プログラムの提供を希望する顧客に対し、サブスクリプションベースのオプションを提供することを認めた。
そして、予定通り、少なくともMicrosoftの最も収益性の高い顧客に対し、更新プログラム料がいくらになるかが判明した。「Windows IT Pro Blog」への投稿で、同社のJason Leznek氏はビジネス顧客向けの価格表を提示した。「Microsoft Education Blog」への別の投稿では、教育顧客向けのより魅力的な価格体系が提示された。同社は以前、このプログラムのコンシューマー向けバージョンを提供する予定であることを認めているが、その詳細はまだ明らかになっていない。
企業顧客は、Windows 10に固執するなら多額の費用を支払う必要がある。拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)のライセンスは、サブスクリプションとして販売される。1年目は61ドルだが、2年目は2倍、3年目はさらに2倍になる。ブログの投稿ではこれらの計算をしていないが、おそらく合計金額が不快なほど高いためだろう。3年間のESUサブスクリプションは、61ドル+122ドル+244ドルで、合計427ドルとなる。
このプログラムは、Microsoftが4年前に「Windows 7」のサポート終了日に提供したものと非常に似ているが、Windows 10の価格は、1年目が50ドルから開始される同プログラムでの総額350ドルに比べて22%高額となる。
1年か2年の様子見後に同プログラムを開始するという抜け穴を利用できると考えてはいけない。「ESUは累積的なものである」とMicrosoftは述べ、「1年目の料金を支払っていない限り、2年目分を購入できない」としている。
教育機関の顧客は、より容易な仕組みになっている。ルールは同じだが、初年度の価格は1ドルで、2年目は2ドル、3年目は4ドルとなり、合計で7ドルだ。
ESUライセンスは、サポート終了日の1年前である2024年10月から申し込みが可能だ。
提供:Bloomberg/Getty Images
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。