Microsoftが「Windows 10」の一部エディションのダウンロード販売を1月末に終了することが明らかになった。
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「Windows 10 Pro」と「Windows 10 Home」のダウンロード販売は1月31日をもって終了する。これは、今でも最も高いシェアを誇るWindows 10の提供を段階的に縮小していく計画の一環だ。
ダウンロード販売の終了は、Windows 10のウェブサイトで発表され、Tom's Hardwareがいち早く発見した。Windows 10のサポート終了日(2025年10月14日)に変更はない。
Microsoftはウェブサイトで、「このWindows 10(ダウンロード版)は、2023年1月31日に販売終了となります。Windows 10は、2025年10月14日まで、PCをウイルス、スパイウェア、その他のマルウェアから保護するのに役立つセキュリティ更新プログラムで引き続きサポートされます」と説明している。
「Windows 11」が一般リリースされてから1年以上が経過したが、Windows 10は依然として最も普及しているバージョンだ。調査によって数字は異なるが、Steamの2022年12月の調査結果によると、同社のユーザーの65%はWindows 10を使用しているという。ユーザーの約96%が何らかのバージョンのWindowsを使用しており、28%がWindows 11を、0.11%が「Windows 7」を使用している。Statcounterが調査したバージョン別シェアでは、Windows 10が68%、Windows 11が17%、サポートの終了したWindows 7が11.2%となっている。
Microsoftは、消費者と企業にWindows 11へのアップグレードを促している。Windows 11の最小ハードウェア要件を満たすWindows PCがあれば、無料でアップグレードできる。
Microsoftは1月、Windows 7と「Windows 8.1」のサポートを正式に終了した。Windows 7のサポートは2020年に終了したが、一部のユーザーに拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)が提供されていた。同社はまだWindows 7を使用している法人顧客に対して、Windows 11がインストールされた新しいPCか、Windows 10を購入するよう促している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。