「HCP Terraform」、ノーコード・モジュール・バージョン・アップグレードを一般提供

河部恭紀 (編集部)

2024-04-24 18:29

 HashiCorpは米国時間4月23日、「HCP Terraform」(旧「Terraform Cloud」)において、ノーコードプロビジョニングのモジュールバージョンアップグレードを一般提供した

 ノーコードプロビジョニングは、インフラを必要とするが「Terraform」や「HashiCorp Configuration Language(HCL)」に詳しくないアプリケーション開発者などに向け、HCP Terraformでセルフサービスワークフローを提供する。

 しかし、これまでは、ワークスペースを最初にプロビジョニングしたモジュールのバージョンに制限されており、変数入力しか変更できなかったという。この制限により、モジュールの後続バージョンで提供される変更にアクセスするには、ワークスペースを破棄して新たにデプロイする必要があったとHashiCorpは説明する。

 ノーコードワークスペースのモジュールバージョンアップグレードは、この問題に対処し、Terraformについて学ぶことや、プラットフォームチームにインフラのアップデートを依頼しなくても、ノーコードワークスペースを最新の状態に保つことを可能にする。

 指定されたノーコード対応モジュールのバージョンを更新すると、変更に関する通知が同モジュールを使用するダウンストリームのワークスペースに表示され、ワークスペースに対するアップグレードを受け取り、適用することにおいてシームレスな体験を提供するという。

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出典:HashiCorp

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