ZDNET Japanは、3月に「ZDNET Japan クイックポール」でセキュリティ脅威に関する読者アンケートを行った。「自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか?」の問いに対して、最も多いのは「情報漏えい」の40.8%だった。
次点は、近年に世界中の企業や組織で大きな被害が多発している「ランサムウェア」の31.7%。以下は「標的型攻撃」の15.0%、「サイバースパイ」は8.3%、「その他」が4.2%だった。
最多の「情報漏えい」は、2024年4月施行の改正個人情報保護法で、個人情報の漏えいが発生した場合に、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が義務化されるなど、より厳格となったことから、脅威として認識する読者が多い様子がうかがえる。
また、「ランサムウェア」もその脅威や被害の実態、各種の対策手法などが広く伝えられるようになったが、今後も深刻な脅威として認識され続けていくだろう。「サイバースパイ」は、近年の地政学的リスクや国家安全保障上の重要性の高まりがあるだけに、新たな脅威と捉える読者が増えていくかが気になるところだ。
ZDNET Japanでは、4月には、注目している大規模言語モデル(LLM)を尋ねる読者アンケートを実施した。今後もさまざまなテーマでアンケートを行っていく予定だ。アンケート結果の様子は、会員サービス「CNET_ID」でご覧いただけるので、ぜひご活用いただきたい。新規登録は、ZDNET Japan各ページの上部にある人型アイコンやメールマガジンの申し込みから行える。