三菱自動車工業は、約800社の取引先と接続する電子データ交換(EDI)システムの大規模移行プロジェクトを実施。その一環として、インテックが提供する「EDIアウトソーシングサービス(EINS/EDI-Hub Nex)」を導入した。
三菱自動車は、国内3カ所に自動車工場を持ち、資材調達の取引先は約800社に及ぶ。その受発注業務を支えるEDIシステムは、部品調達に関わるデータを円滑に運用し、事業を継続するために絶対に止まってはいけない重要な役割を担っている。
これまで同社は、自社で構築したオンプレミスシステムと、インテックのEDIサービスを組み合わせて利用していた。しかし、オンプレミスとクラウドのハイブリッド型でEDIシステムを運用していたため、クラウドサービスの費用に加えて、オンプレミスでのインフラの更新や運用にかかる費用も必要となり、二重の管理コストが発生していた。
これらの課題を解決するため、三菱自動車はEDIアウトソーシングサービスの導入を決定した。三菱自動車とインテックは共同でEDIシステムの大規模移行プロジェクトを立ち上げ、800社に及ぶ接続先のEDIシステムの移行を実行した。
両社のこれまでの移行実績と知見を基に、全接続先に対する事前テストの実施計画の策定や実施サポートを遂行し、プロジェクトをトラブルなく成功させることができたとしている。
EDIアウトソーシングサービスの導入イメージ