DX支援サービスを提供するコアコンセプト・テクノロジー(CCT)は、SaaS型のERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を導入し、9か月という短期間で本稼働を実現した。SAPジャパンが9月12日に発表した。
今回の導入によりCCTは、「Excel」での手作業業務を大幅に削減し、経理業務の高度化を実現したという。また、業務の標準化とデータの一元化により、経営管理に必要な情報を早期かつ正確に把握可能になった。
同社は、15期連続増収を達成しており、今後の事業規模拡大を見据えて、2020年から運用してきた従来の中小企業向けERPから、グローバルスタンダードのERPへの刷新を決定したとしている。
今後は、新たな顧客へのサービス提供に向けて、周辺機能の開発用プラットフォームの「SAP Business Technology Platform」やビジネスインテリジェンス(BI)ソリューションの「SAP Analytics Cloud」も活用し、新たなスキルの獲得にも取り組んでいくという海外事業の拡大およびプライム市場への上場に向けて、これらの成長基盤をフル活用していく予定だ。