埼玉県は、会議の議事録作成業務を効率化するため、アドバンスト・メディアのAI音声認識文字起こし支援アプリケーション「ScribeAssist」を全庁導入し、全職員にライセンスを配布した。アドバンスト・メディアが発表した。
ScribeAssistは、会議の形式やウェブ会議システムの種類に左右されない、スタンドアローン型の文字起こし支援アプリケーション。AI音声認識「AmiVoice」を搭載し、高い精度で音声をテキスト化できる。
オンライン、オフラインを問わずあらゆる会議でシームレスな利用が可能。リアルタイムでの音声認識だけでなく、録音済みの音声ファイルにも対応している。会議音声の録音、文字起こし、テキスト編集、出力までの一連の作業をScribeAssistだけで完結できる。また会議での活用に特化した機能として、AIによる話者識別、キーワードやタグ付け、リアルタイム字幕表示、議事録作成に最適化されたファシリテーションモードなどを搭載している。
利用イメージ
従来、埼玉県では、会議後に職員が手作業で議事録を作成していた。録音データを繰り返し聞きながら書き起こす作業は、膨大な時間と労力を必要とし、本来注力すべき業務への支障となっていた。
同県では、ScribeAssistについて、議事録作成にかかる時間を大幅に短縮できるだけでなく、高精度な音声認識により議事録の正確性が向上し、修正作業の負担を軽減できると評価している。またスタンドアローン型なので、オフラインで利用できるため、機密性の高い会議でも安心して利用できるとしている。