米Autodeskと鉄道技術に関する建設コンサルタント事業を行うJR東日本コンサルタンツ(JRC)は10月11日、Autodesk米国本社において、海外を視野に入れた鉄道業界におけるDXとビルディングインフォメーションモデリング(BIM)の推進に向け、「戦略的提携に関する覚書」(MOU3.0)を締結した。日本法人のオートデスクが11月14日に発表した。

JRC 代表取締役社長の大西精治氏(右)、オートデスク アジアパシフィックアカウント営業本部バイスプレジデントのLou Grespan(ルー・グレスパン)氏(写真提供:オートデスク)
両社は、BIMを軸としたデジタル化を促進し、鉄道関連施設の計画、設計、施工から運営、維持管理までの全てのライフサイクルをカバーする新しいワークフローの開発に取り組んできた。
今回のパートナーシップの締結により両社は、データの標準化を促進し、データを有効活用することで新たなステージへの一歩を踏み出すとオートデスクは説明する。BIM活用のためのプラットフォームをグローバルな標準規格にすることを目指すとともに、これを利用することで新たな価値を世界に提供するとしている。鉄道会社、設計・施工会社に加え、鉄道施設を利用する人々に対しても、新たなサービスの提供継続を目指すという。