日立製作所、製品セキュリティで生成AIを活用した「脆弱性分析サービス」を提供

ZDNET Japan Staff

2025-03-05 13:44

 日立製作所は3月5日、IoTやシステム製品向けセキュリティの「PSIRTソリューション」のオプションとして、生成AIを活用した脆弱(ぜいじゃく)性対策支援の新メニュー「脆弱性分析サービス」を追加し、7月から提供すると発表した。

 新メニューは、プロダクトの開発や製造などを手掛ける企業・組織向けに提供する。製品を構成するソフトウェアなどの脆弱性が発覚した際に、生成AIで脆弱性情報を解析し、製品が脆弱性の影響を受ける条件だけをチェックリストとして自動生成、提供する。手動で脆弱性の影響を受ける条件の整理で要する作業の時間を約45%削減できるという。製品担当者の知見に左右されない調査ができ、脆弱性対処の品質向上も図れるという。

オプション概要(出典:日立製作所)
オプション概要(出典:日立製作所)

 生成AIによる解析では、顧客がPSIRTソリューションの「PSIRT運用プラットフォーム」で一元管理している製品に含まれるソフトウェア名やコンポーネント名、バージョン情報などを利用し、日立独自のプロンプトエンジニアリングを適用することで、作業時間の大幅な短縮を実現している。新メニューの料金は個別見積もりとなる。

チェックリストイメージ(出典:日立製作所)
チェックリストイメージ(出典:日立製作所)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティに対する意識や対策状況の違いが浮き彫り--日米豪における情報セキュリティの実態を調査

  2. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  3. セキュリティ

    「脱VPN」で実現するゼロトラストセキュリティ!VPNの課題を解消し、安全なリモートアクセスを確立

  4. ビジネスアプリケーション

    ITR調査レポートから紐解く、間違いだらけのDX人材育成--研修だけでは成果にならないその理由は?

  5. セキュリティ

    もはや安全ではないVPN--最新動向に見る「中小企業がランサムウェア被害に遭いやすい」理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]