産業用ヘルメットメーカーの谷沢製作所(東京都中央区)は、同社初の海外拠点であるインドネシア現地法人の基幹システムとして、クラウド型ERPサービス「multibook」を採用した。マルチブックが3月12日に発表した。
谷沢製作所は、海外での販路拡大を強化するため、2024年1月にインドネシアに初の海外拠点を設立。拠点設立に当たり、限られた経営資源の中で迅速に経営基盤を整える必要があった。次の4点が採用の理由となった。
- インドネシアでの導入実績があり、現地特有の税制や会計ルールに正確に対応していること
- インドネシア語を含む12言語に対応しており、現地スタッフと本社担当者、契約中の会計事務所がそれぞれ母語でシステムを利用でき、大きな利便性と運用効率の向上につながること
- 短期間での現地営業体制の構築が求められる中、スピーディーな導入が可能であったこと
- スモールスタートが可能で、拠点設立時から適切な価格帯での導入ができること
今後は、拠点設立の初期段階から内部統制を強化し、経営状況をリアルタイムに把握することで、長期的な成長基盤を確立する。また、他の海外拠点でもmultibookを展開し、グループ全体の安定した経営基盤を構築することで、グローバル全体での販促活動の拡大に注力していく。