キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は5月7日、中小企業向けに「情報セキュリティルール作成支援サービス」の提供を開始した。個社に合わせたルール作りを支援する。
新サービスでは、同社の専門家人材が情報処理推進機構(IPA)提供の情報セキュリティ診断を活用して企業顧客の情報セキュリティの状況を診断、分析し、結果に合わせてヒアリングも行いながら、情報セキュリティルール作成案を提示、説明する。また、中小企業が自ら情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言するIPAの制度「Security Action宣言」を活用する場合には、宣言に必要なセキュリティ基本方針の作成および手続き方法の支援も実施する。
キヤノンS&Sは、サイバーセキュリティの脅威が高度化、複雑化し、中小企業も狙われている一方で、多くの中小企業にはセキュリティに詳しい人材が不足し、情報セキュリティルールが定まっていない企業も多いのが実情だと指摘する。新サービスでは、IPA推奨のフレームをひな型としたドキュメントにまとめることにより、中小企業が従業員に情報セキュリティルールの周知徹底を図ることにも活用できるとしている。
サービスの希望小売価格は税別20万円となっている。