キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は8月7日、中小企業に新たなIT運用アウトソーシングサービスを提供すると発表した。中小企業が希望する内容に応じてサービスを提供するとし、価格は個別見積もりになる。
新サービスは、中小企業向けITソリューションの「まかせてIT DX シリーズ」の1つになる。同社は、これまでPCヘルプデスクなどのメニュー型でIT運用のアウトソーシングサービスを提供していた。しかし、現在の中小企業ではIT運用業務がより拡大してメニュー型の従来サービスでは対応が難しくなったといい、顧客が希望する内容に応じてカスタマイズしたサービスの提供を追加することにしたという。
サービス利用に際しては、同社が顧客にヒアリングを行って、顧客が同社に委託したいIT運用業務の内容や範囲などを設計し、提供する。カスタマイズ例は、窓口業務一元化、システム監視・定期点検、障害対応・予備機運用、ITシステム運用支援、ヘルプデスク、運用支援、対応履歴報告書作成、定例会実施など。
これまで同社には、特に相談窓口の一元化やシステムの監視・点検に関する相談が多く寄せられ、個別に対応してきたという。なお、顧客の問い合わせ対応は原則として平日の午前9時~午後5時になり、同社で取り扱いがないメーカーや製品などについては、可能な範囲で対応するという。