NECシステムテクノロジーは、愛媛県松山市内の4カ所に分散していた四国事業所を集約し、新たなシステム構築拠点「NEC松山テクノセンター」を開設した。NECシステムテクノロジーとNECが5月13日に明らかにした。
愛媛県松山市に新築された四国ガス第二ビルの1〜6階(約5627平方メートル)に、660人が入居する。コンピュータ設計、ネットワーク構築、セキュリティ技術、携帯電話や情報家電などに組み込む超小型高性能コンピュータといったハードウェアおよびソフトウェアを開発する部門のほか、コンサルティングから業務システムの構築や運用までのソリューション事業を担当する部門など、計9部署が入る。
新拠点は、FOMA方式の携帯電話と無線LAN対応IP電話を組み合わせた外線と内線システム「UNIVERGE“FOMA”連携ソリューション」を導入する。これにより、1台の電話機で内線と外線の無線通話が行えるうえ、プレゼンス情報の取得や、音声とデータネットワークの融合を実現させた。「これらの事例は、今後『IT・ネットワークソリューション』の一例として顧客に提案していく」(両社)