日立製作所と同社の米国法人Hitachi Data Systems(HDS)、米IBMの3社は、日立製ストレージシステムとIBM製サーバおよびソフトウェアとの相互接続性/互換性の拡大に向けた技術ライセンス提供で合意した。3社が5月27日に明らかにしたもの。
日立は、メインフレーム「IBM eServer zSeries」内のエンタープライズストレージに関するインターフェース技術の一部について、IBMから技術ライセンス提供を受け、自社ストレージプラットフォームで使用する。
これにより、ストレージシステム「IBM TotalStorage」と日立製ディスクアレイサブシステム「SANRISE Universal Storage Platformシリーズ」(国外製品名は「TagmaStore」)による環境で、IBMのグローバル/メトロミラー、z/OSグローバルミラー、FlashCopy、パラレルアクセスボリューム(PAV)、GDPSなどの利用が可能となる。
さらに、各社はIBM eServer zSeries環境における日立製ストレージシステムの互換性を確保するために、共同で相互接続試験を実施していく。