今週初めに、Intel製プロセッサの採用について、AppleとIntelが話し合いを進めていると、Wall Street Journalが報じた。現在Appleが使用しているのはIBM製のPowerPCチップのみだが、Appleは、Intelのプロセッサを採用する他社との競争で苦戦している。特にノートPCの分野で苦戦する同社は、IBMのモバイルチップに対する不満を述べてきた。もしAppleがIntelチップを採用したら、Appleが認める認めないに関わらず、Macのクローン市場ができるだろうとほとんどの人が考えている。このニュースが流れたすぐ後に、CNET News.comのMichael Kanellosは、Appleにとってこの動きが(Macクローンの問題も含めて)どんなリスクをもたらすかを分析した。だが、私は、Appleの弱点をちらっと垣間見せてくれたForbesのレポートのほうが気に入った。どちらの分析でも、Instat/MDRチップのアナリストKevin Krewellの発言について言及している。またどちらも、AppleはIntelとの話し合いをテコにしてIBMの注意を惹こうとしているのではないかとも述べている。どちらも、消えてはまた出てくるこの噂(もちろん、今のところロマンチックな噂ではない)について、中道を行く意見を述べている。もし極端な意見を読みたければ、我がZDnetのPaul Murphyが書いた記事を読むとよい。彼は、AppleがIntelチップに乗り換えるのは絶対に間違った戦略だと考えている。Murphは次のように述べている。「AppleがCPUに関わる戦略的なジレンマから抜け出すには、UltraSPARCを採用するのが最善の策だと信じる」

「アップル、インテルチップに乗り換え」の噂は本当か
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