日本航空(JAL)は7月29日、米ITM SoftwareのIT資産管理ツール「ITM Business Suite V2.0日本語版」を導入し、運用を始めたことを発表した。導入作業は住商情報システムが担当した。
ITM Business Suite V2.0日本語版は、IT資産の管理やITコストの可視化など、ITガバナンスおよびITビジネスマネジメントをコンセプトとするソフト。「JALのように、散在するIT資産とプロジェクトをまとめ、効率的に管理し、そのコストを把握したいニーズへの実践的なサポートも大きな特徴の1つ」(住商情報システム)
JALは、(1)プロジェクト標準管理プロセスの確立、(2)プロジェクトモニタリングの実施、(3)IT投資の標準管理方法の確立、(4)ITコストの可視化という4項目をテーマと定め、同パッケージの導入を決定した。
同パッケージのうち、「ITMファウンデーション」「プロジェクト・ポートフォリオ管理」「ファイナンス・リソース管理」という3つのモジュールについては、すでに5月よりサービスを運用している。「ベンダーリレーションシップ管理」「ヒューマンキャピタル管理」「ガバナンスコンプライアンス管理」の3モジュールについては今後サービスを開始する。