米McAfee、2006年中に定義ファイルを1時間ごとに更新

田中好伸(編集部) 2005年08月08日 20時43分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 マカフィーは8月8日、7月に米McAfeeがまとめた調査レポート「McAfee Virtual Criminology Report」の日本語版を発表した。

 同レポートでは今後予想される脅威として「携帯電話を対象にしたものが出てくる」と指摘している。同レポートを説明した米McAfeeのビンセント・ガロット(Vincent Gullotto)氏は「日本のおサイフケータイが狙われるのは時間の問題」と警告した。

ビンセント・ガロット氏は、ウイルス対策技術研究組織「AVERT」を統括している

 この他に、将来的な脅威として、IP電話に使われる「VoIP」技術の悪用、無線通信技術「WiFi」ネットワークの悪用、スパムとスパイウェアを挙げている。

 同レポートは、米連邦捜査局(FBI)の推定を引用し「インターネットを使ったサイバー犯罪による年間損失額(2004年)は、生産性の低下も含めると全世界で4000億ドル(約44兆8000億円)になる」と、サイバー犯罪が現実社会に大きな影響を与えていると指摘している。

 サイバー犯罪が拡大している理由についてガロット氏は「サイバー犯罪者たちは、実社会での犯罪をネット上でも展開するようになった」と指摘し、現在使われている「トロイの木馬などのマルウェア(悪意あるソフト)の85%が、純粋に金儲けの目的で作成されている」と推定している。

 ガロット氏は、サービス拒否(DoS)攻撃などに使われる不正ソフト「ボット」が「現在、急速に増加している。しかも次々に新しいボットが出回るようになっている」と説明している。最近のボットは、短時間のうちに亜種が誕生するが、寿命が短いという特徴を持っているという。

 拡大し続けるボットやウイルスに対応するためにMcAfeeでは「2006年中に、1日1回更新している定義ファイルを、1時間ごとに更新する」としている。

McAfee Virtual Criminology Report(日本語版)

マカフィー

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算