NTTデータ(浜口友一社長)、日立製作所(庄山悦彦社長)、富士通(黒川 博昭社長)の3社は、金融機関向け次世代基幹系システムの共同開発で合意し た。3社はこれまで金融機関向けシステム構築で培った基幹系システム構築の 実績とノウハウを結集、拡張性・柔軟性に富んだ基幹系システムを共同開発す る。
基幹系システムの基盤技術として、NTTデータのミッションクリティカルシ ステムのオープン化ソリューション「PORTOMICS」を適用、日立製作所は「Jus tware」「Cosminexus」、富士通は「Interstage」を使用したシステム基盤を 構築する。これによりオープン系システムでも、従来のメインフレームで培っ た信頼性・可用性・運用性を踏襲した基幹系システムが提供できるようになる。
今回共同開発する基幹系システムは、各社の提唱する次世代バンキングアー キテクチャに基づくものとなる。また、SOAやESBを中心に基幹系システムと親 和性のあるソリューション・コンポーネントを適用できる金融フレームワーク を構築、金融機関の実情にあった次世代システムに向けたロードマップを示す。