住商情報システムとエイジーアールは9月7日、マイクロソフトの表計算ソフト「Excel」から各種リレーショナルデータベース(RDB)を利用できるようにするソフト「DBAnything」「WorksheetWalker」を、9月12日より販売すると発表した。両ソフトを使用すると、Excelからインターネット経由でRDBのデータが読み書きできるようになる。
クライアントPCにインストールされているExcelを利用して、RDBデータの参照や更新ができるほか、Excel文書のRDB化も可能となる。複数のRDBに散在している情報も、あたかも1つのデータソースとして扱える。
Excelを入出力画面としたリッチクライアントシステムも構築でき、システム開発および教育にかかるコストの削減につながる。Excelをクライアント側の帳票ツールとして使えるため、帳票ツールを別途導入する必要もない。
サーバ側に導入するDBAnythingは、Linux向けとWindows向けを用意する。それぞれの対応OSおよびRDBは以下のとおり。価格は1サーバ当たり200万円。
- Linux環境向け
OS:Vine Linux 2.6、Miracle Linux 2.1、Red Hat Linux 7.3、Red Hat Enterprise Linux ES 3.0
RDB:Oracle 8i/9i、PostgreSQL 7.2.x/7.3.x/7.4.x、Microsoft SQL Server 2000、DB2 - Windows環境向け
OS:Microsoft Windows 2000 Server(SP4以上)/Server 2003
RDB:Oracle 8i/9i/10g、PostgreSQL 7.2.x/7.3.x/7.4.x、Microsoft SQL Server 2000、DB2、MySQL
WorksheetWalkerは、DBAnythingと連係するクライアント用ソフト。Microsoft Windows 98/Me/NT4 Workstation SP6/2000/XP上で稼働し、Microsoft Excel 97/2000/2002/2003での利用が可能。価格は10ユーザー当たり5万円(1から300ユーザー)。301ユーザー以上は150万円でライセンス数フリーとなる。
両社は、初年度100セット、1万ユーザーライセンスの販売を目指す。