SOAにも対応した新生Lotus--日本IBMが「Lotus Notes/Domino 7」を発表

岩本有平(編集部) 2005年10月05日 23時08分

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 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は10月5日、コラボレーションソフト「Lotus Notes/Domino」の新版である「Lotus Notes/Domino 7(Notes/Domino 7)」の日本語版を発表した。提供開始はダウンロード版が11月1日から、メディア版(CD-ROM)は11月25日からとなっている。なお、英語版はすでに米国時間9月7日に公開されている(関連記事)。

日本IBM ロータス事業部 事業部長の澤田千尋氏

 Notes/Domino 7の最大の特長は、SOAに対応したこと。SOA対応により既存の資産をサービス化することで、変化に柔軟に対応できるシステムの構築が可能になる。

 そのほか強化された機能として、日本IBM ロータス事業部 事業部長の澤田千尋氏は、「既存資産の統合活用」「セキュリティの強化」「利用者の生産性向上」「TCOの削減」「将来のコミット」の5つを挙げている。

 具体的な強化ポイントは、次のとおり。

既存資産の統合活用:Notes/Domino 7の機能やアプリケーションをWebサービス化することで、業務システムなどとの連携を可能にした。これにより開発投資も大幅に削減することができる。

セキュリティの強化:管理者によるポリシーの一括設定機能など、クライアント環境の集中制御を実現した。また、ブラックリストだけでなくホワイトリストによるスパムメール対策も実装している。

利用者の生産性向上:日本を含めた世界各国のユーザーから寄せられた100件以上の要望について機能を追加し、メールボックスを中心に業務ができるように設計した。また、電子メールでは対応状況表示を詳細に設定できるほか、インスタントメッセンジャーでは履歴の保存や、Notesのデータベースへの直接リンクなどの機能が強化されている。

TCOの削減:Notes/Domino 7では運用管理の集中化および自動化を実現しており、その結果、Notes/Domino 5に比べて22%、Notes/Domino 6に比べて8.5%のTCO削減を実現している。

将来のコミット:Linux対応を強化したことで、Notes/Domino 6に比べ3倍のパフォーマンス向上を実現した。一方、クライアントでは専用管理クライアントに加えて、ブラウザベースでの管理機能もサーポート。Lotus Notes/Dominoの次期クライアントであるコードネーム「hannover」にも対応する。

米IBM ロータスソフトウェアグループ ジェネラルマネージャーのMike Rhodin氏

  hannoverは今年6月に概要が発表されている(関連記事)が、次回のLotusphereでプレビューが公開される予定となっている。IBM ロータスソフトウェアグループ ゼネラルマネージャのMike Rhodin氏はhannoverについて「15年前にLotus Notesを市場に投入して以来の革新的なリリースになる」と語った。

 日本IBMではまた、今回の製品発表に合わせて、中小企業をターゲットとした乗り換えキャンペーンを実施する予定。同キャンペーンでは、Notes/Domino以外のグループウェアを利用する従業員1000人以下の企業に対し、60%以上値引きした価格で提供する。キャンペーン期間は11月1日から12月26日までを予定している。

 さらにアプリケーション開発者に対して、技術および販売の支援をする「Lotus Notes/Domino 7 Readyパートナープログラム」を無償で提供する。提供期間は次期バージョンのNotes/Dominoが発表されるまで。同プログラムにはすでに25社が参加している。

 Lotus Notes/Domino 7のライセンス価格は以下のとおり(すべて税別)。

  • サーバライセンス
    Lotus Domino Messaging Server:11万4700円から
    Lotus Domino Enterprise Server:29万6700円から
  • ユーザーライセンス
    Lotus Domino Web Access Collaboration:1万5600円から
    Lotus Domino Web Access Messaging:1万100円から
    Lotus Notes with Collaboration:2万100円
    Lotus Notes with Messaging:1万4500円
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