米SAS Instituteは米国時間の10月4日、同社の主力製品である「SAS 9 エンタープライズ・インテリジェンス・ソフトウェア」にグリッドコンピューティング機能を追加したことを発表した。
SAS 9 エンタープライズ・インテリジェンス・ソフトウェアに、グリッドコンピューティング機能を追加することで、データ統合プロセスを高速化し、従来よりも短時間でデータを担当部門に配信することが可能。より迅速な意思決定を実現できる。
SASは今後も、IBMやPlatform Computingなどの企業と協力し、グリッドコンピューティングシステム上で、SASアプリケーションの実行を容易にし、業務効率を高めていく計画。
具体的な取り組みとして、Platform Computingのグリッド管理機能をSASのデータ統合、データマイニング製品に統合するほか、SASのグリッド管理機能が「IBM eServer BladeCenter」上で最適に動作することを保障する取り組みを展開している。
SAS 9 エンタープライズ・インテリジェンス・ソフトウェアの基盤となる「SAS 9 Enterprise Intelligence Platform」は、データ統合、ストレージ機能からBI、分析ツールまで、一元化された情報を提供するためのオープンで拡張性の高い統合プラットフォーム。全社規模で業務処理をサポートするビジネス・アナリティクス・アーキテクチャを提供する。