NTTデータ イントラマート(中山義人社長)は、国産オープンソース「Seasar」を組み込んだJ2EEソフト「intra-martフレームワーク」の新バージョンを06年1月をめどに販売する。
「intra-martフレームワーク」は、Webベースでの企業の業務システムなどを短期間、低コストで構築できるソフト。プログラミング言語「Java2」にサーバー用機能を加えたJ2EEを基盤とする。一方、国産のオープンソース「Seasar」は、J2EEの開発がより容易になる。今回、このソースを取り入れることで製品を使ったシステム構築のスピードが従来製品よりも2-3倍向上した。
「Seasar」の組み込みには、NPOのSeasarファウンデーション(栗原傑亨代表理事)が協力する。Seasarファウンデーションでは、ソースの提供を含め、「intra-mart」での動作検証などを行う。
NTTデータイントラマートでは、Webと社内システムなどが統合できる新しいソリューションとして、これから業務システムの構築を考えている企業などに売り込む。その後、すでに従来製品を利用している1600社に対しても導入を呼びかけてゆく。