日本IBMの仮想化ソフトスイート「VE 2.0」、新版は情報管理ソフトを追加

ニューズフロント

2005-11-09 14:30

 日本IBMは11月9日、仮想化技術を搭載したソフトスイート製品の新版「IBM Virtualization Engine(VE)2.0」を発表した。同社製品だけでなく他社のOS、ハード、ソフトに対応しており、異機種混在環境のサーバやストレージなどを統合することで単一システムとして一元管理/運用できる。

 新版は自動化機能を強化した。異機種混在環境でも、オープンなインターフェースやWebサービスを用いてハード資源やソフトの稼働状況を監視できる。メモリやプロセッサなどのIT資源が不足してボトルネックが生じている場合は、システムが自動的に資源を適切に配分し直す。そのため、管理者の対応を待つ必要がなくなる。

 また、異機種混在環境でサーバ、ネットワーク、データベース、アプリケーションなどの情報を一元管理するソフト「Virtualization Engine Resource Dependency Services」を、新たに追加した。

 VE 2.0を構成する各ソフト製品の税込み価格は以下のとおり。

  • Virtualization Engine Enterprise Workload Manager:46万320円から(1プロセッサ)
  • IBM Director with Virtualization Engine Console:3万3495円から(1プロセッサ)
  • Virtualization Engine Resource Dependency Services:924万円から(1サーバ)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]