EMCジャパンは11月9日、情報ライフサイクル管理(ILM)システム構築を支援する各種サービスを開始したと発表した。
今回発表されたのは、企業がILMシステムを構築する上で課題となる、情報の管理方法やポリシー決めなどを解決するためのサービスだ。サービスの構成内容は3種類で、「ILMファイル・サーバ・アセスメント・サービス」は、顧客ファイルサーバに保存されたデータを分析し現状把握ができるサービスだ。ILM導入のROIやTCOを計算、データサイズに基づく比率の割合を把握することで、データ移行時におけるバックアップのウインドウサイズが予測可能だ。データ移行の対象を減らすことでコストを削減、取得データ量の調整により本番環境のパフォーマンスに対する負荷が少ないのも特徴といえる。
「ILMポリシー設計サービス」では、ファイルサーバの現状分析後にポリシーとポリシーエンジンの運用設計を実施。アセスメントの結果と顧客のニーズを組み合わせた設計により、立ち上げがスムーズになるという。さらに「ILMポリシー実装サービス」では円滑なソリューション展開のため、現状分析とポリシー設計後にILMソリューション導入やフォローアップ・モニタリングが実施される。
なお、サービス導入価格は税込100万円からとなっている。